MRC筋機能矯正

成長期における子供の歯並びと顔の発育を改善します。

子供たちの4人のうち3人に歯列不正があると言われています。
当院では、子供たちの乱れた歯並びの原因を探し、その原因に対する治療を行います。

なぜ多くの子供が歯並びに問題を持つのでしょうか?

歯列不正の遺伝的要因は少ないといわれています。
最近の研究によると、口呼吸、舌の突き出し、間違った飲み込み癖、指しゃぶりなどの筋機能癖が顎の成長不足の原因であると言われています。アレルギー、喘息、お口ポカンも同様に正常な顎の発育を妨げています。

口呼吸で顔貌の変化が起こる例

左の写真の男の子が、ペットを飼ったことによりアレルギーが生じ、口で呼吸をするようになってしまいました。成長したお顔が右の写真になります。
キリリとしていたお顔の感じが、唇に締まりがなく、前歯の前突が確認されます。
典型的な口呼吸患者の顔貌になってしまいました。

出典:Buteyko Kids

MRC APPLYANCE(筋機能装置・トレーナー)SYSTEMSとは?

当院では、Dr.Farrellが開発したトレーナーという装置を使用して、筋機能矯正治療を進めていきます。
トレーナーは現在世界中の70カ国以上で使用されています。
治療を始める時期や、歯並びの具合によって、拡大床やBWSといった簡単な装置も併用する場合もあります。

筋機能矯正治療はトレーナーの使用とアクティビティーの組み合わせで成り立っています。
トレーナーを入れるだけでは効果は期待できません。
筋機能矯正治療は将来のワイヤー矯正と抜歯の必要性、また、治療後の後戻りを減少させます。
治療の目標は、子供たちのよりよい顔と歯列の発達です。

トレーナーについて

トレーナーは、正しく使用することで舌の位置、嚥下、呼吸の正常化を促し、結果として歯と顎の成長を正常化する装置です。
また、トレーナーは乱れた歯に軽い力を加えて整列させ、より広いアーチ型を形成させます。
この効果により、歯並びを良くさせるだけでない、より良い顔貌となります。 将来の抜歯したブラケット装着の矯正治療の必要性を減らします。

治療の目標

①話すとき以外は常に唇を閉じる
②上顎を成長させるために、安静時に正しい位置に舌を置く。
③上下顎の成長を促進し、正しい咬合を達成するために、鼻から呼吸をする。
④下顎と前歯を正常に発達させるために、嚥下時に唇を動かさない。
これらの癖が改善されれば、治療は完了です。

トレーナーアクティビティーについて


トレーナーアクティビティーは舌と唇、呼吸パターンを改善するために選定された口と呼吸の練習です。
子供が舌の位置や呼吸をコントロールできるようになれば、治療期間は短縮されて顔貌はよくなるでしょう。そのための簡単な練習を毎日少しずつ行います。
毎日きちんとトレーナーを入れて、アクティビティーを行えば、歯並びは改善され、トレーナーの効果を最大限に発揮できます。
トレーナーをきちんと入れられたか、アクティビティーが進んでいるか、保護者の方のチェックが必要となります。(学校の宿題のようなものです。)

大切なこと

トレーナーは、日中一時間と夜間の就寝時に装着されなければなりません。
舌、口唇、呼吸コントロールの練習を行うことも重要な事柄の一つです。これらの練習は毎日行います。
トレーナーによる治療は子供にとって、勉強やスポーツ、習い事と同様です。
結果を得るためには日常的な使用と継続が必要です。そのため、結果が早く得られる場合もあれば、そうでない場合もあるでしょう。癖(古い習慣)をなくすのは難しいため、早期の治療開始とトレーニングは、より成長に良い効果と長期間の安定が得られます。
治療の成功は子供が筋機能癖を変えるかどうかにかかっています。
必要な結果を得るために、トレーナーアクティビティーのステップに従い、トレーナーを使用しなければなりません。

矯正治療例

前歯の凸凹

術前 術後
矯正治療例 矯正治療例

永久歯の萌出スペースの不足

術前 術後
永久歯の萌出スペースの不足 永久歯の萌出スペースの不足

横から見たところ:下顎の位置も改善して前突も改善している。

術前 術後
永久歯の萌出スペースの不足 永久歯の萌出スペースの不足

前歯が出ている

術前 術後
前歯が出ている 前歯が出ている

横から見たところ:もう前歯は気になりません。

術前 術後
永久歯の萌出スペースの不足 永久歯の萌出スペースの不足

舌小帯について

舌小帯が短いと、舌の動きが制限されて歯並びや発音に影響がある場合もあります。
切って動きをよくする場合と、そのままの場合があります。

舌小帯について

一生懸命出しても、この程度。
この場合は、アカンベーができませんが、発音に影響はありませんでした。
歯並びを治していたので、念のため切除した結果、舌の可動域が広がりました。

舌小帯について

切った直後です。舌が前にでるようになりました。
少しの麻酔と、レーザーで処置を行いました。

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