上前歯外傷による破折
Blog--歯科疾患
三鷹市、ファミリー歯科医院、院長の佐野真弘です。
先日、転倒して上の前歯をぶつけてしまった患者さんがいらっしゃいました。
口唇などが随分と腫れてしまい、痛々しい状態でした。
この歯は7年前位に当院でグラスファイバーの土台をセットし、オールセラミッククラウンを装着していました。
見てわかるようにクラウンごと歯が折れていて、歯の真ん中にグラスファイバーだけが残っている状態でした。グラスファイバーを除去し精査してみると幸い歯根は破折していないようでした。
何とか再治療できる旨を患者さんに説明し、現在治療中ですが、抜かずに治療が可能で本当に良かったと胸を撫で下ろしています。
もしグラスファイバーではなく、メタルの土台が入っていたらどうだったでしょう?
おそらく歯根ごと粉々に折れてしまい、抜歯になっていたと思います。
カテゴリー:歯科疾患 投稿日:2009年12月1日