睡眠時無呼吸症候群とあごの大きさ
Blog--予防歯科
三鷹市 ファミリー歯科医院 佐野サヤカです。
皆さん、睡眠はきちんと取れていますか?
「寝ている時息が止まっている」とか、「いびきが急に止まっている」などと言われたことはありませんか?
睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」は
睡眠不足だけでなく、糖尿病や高血圧、脳卒中や心臓病も引き起こすようです。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20100623.html
一般的に、肥満の人が起きやすいと思われていますが、
実は「ためしてがってん」の調査だと、43%が非肥満だったそうです。
そして、その場合の原因は「小さい顎」なのだそうです。
当院ではよく患者さんに
「あごは舌を入れるためにある」とお話していますが、
あごが小さいと舌が奥へ押しやられ、空気の通りが悪くなってしまうのだそうです。
前歯の歯並びがガタガタの場合は、顎が小さい場合が多いようです。
当院の矯正治療は、歯の生える土台を広げることで
成長の不足している状態を、本来の大きさに近づけることが出来ます。
以前は、「あごをおおきくすることなんて不可能」とか
「あごが大きくなったら顔までヘンになるのでは」
なんて言われていましたが、劣性長を改善していると思っていますし
実際に自分の子供にもやっていますが、ヘンな顔にもなっていません。
虫歯でもない歯を抜くのは歯医者としても忍びないし、
自分の子供であったらなおさらです。
歯並びだけを求めるのであれば、並ばない歯を抜く事に抵抗はあまりないと思いますが
私は、虫歯を削ったり、入れ歯を入れたりという治療も毎日行っています。
「ここに一本歯が残っていれば、入れ歯にならないのに」
と思うことも多々あります。
やっぱり、歯は大事だし、あごの成長は正常に近い方がいいと思います。
まあ、そんな気持ちで毎日診療をしています。